
炭そだちの特長
■ 優れた多孔質構造
炭そだちは、ハニカム状の多孔質構造を持ち、非常に高い吸着性能を発揮します。
■ 環境改善に役立つ
脱臭作用や調湿作用に優れ、土壌や畜舎などの環境改善に役立ちます。
■ 品質にこだわったバイオ炭
炭は焼成温度や製造工程によって性能が大きく異なります。
炭そだちは、用途に適した性能を発揮できるよう、製造方法にこだわって生産しています。
■ 有機JASにも対応
有機JAS認証に必要な検査を実施しており、必要な証明書の発行にも対応しています。
■ 微生物のすみかをつくる
多孔質構造が微生物の生息環境となり、多様な微生物相(生物多様性)の形成を促します。
■ 肥料効率を高める
塩基置換容量(CEC)が高いため、肥料成分を保持しやすくなり、肥料利用効率の向上に貢献します。


ハニカム構造の多孔質
炭の内部には、ハニカム(蜂の巣)のような無数の微細な孔(あな)が存在しています。この多孔質構造により、内部表面積は非常に大きくなります。
わずか1gの炭でも、内部表面積を含めると約1面のテニスコートに匹敵する広さになるといわれています。
この広大な表面積が、炭そだちの優れた吸着性能を生み出します。
そのため、臭気や水分、養分などを保持し、土壌や畜舎環境の改善、さらには微生物のすみかとしても重要な役割を果たします。
炭そだちは、この優れた多孔質構造を最大限に活かし、農業・畜産・環境改善に役立つバイオ炭として活用されています。
菌根菌と炭
炭は、菌根菌や根粒菌をはじめ、多様な土壌微生物と相性の良い資材です。
炭の表面や内部の無数の細孔(ハニカム構造)は、微生物にとって住みやすい環境となり、定着や増殖を助けます。その結果、土壌中の微生物相(生物多様性)が豊かになり、健全な土づくりにつながります。
このような性質から、炭は堆肥づくりや発酵施設などでも活用されており、発酵を支える微生物の活動環境づくりに役立っています。
炭そだちは、こうした炭本来の働きを活かし、土壌・植物・微生物が共生する環境づくりを支えるバイオ炭です。
写真提供:日本バイオ炭普及会

テラプレタ(南米の黒い土)
南米アマゾンには、「テラプレタ(黒い土)」と呼ばれる非常に肥沃な土壌が点在しています。
テラプレタは、何百年もの間、施肥をほとんど行わなくても植物が旺盛に生育するとされ、世界中の研究者から注目されています。
この土壌にはバイオ炭(木炭由来の炭)が豊富に含まれており、有機物や多様な微生物とともに、豊かな土壌環境をつくり出していると考えられています。
このテラプレタの仕組みは、現代のバイオ炭農業の原点ともいえる存在であり、持続可能な農業や土づくりのモデルとして研究が進められています。
写真提供:日本バイオ炭普及会

地球温暖化防止と炭そだち
気候変動とバイオ炭(炭そだち)の役割
近年、地球温暖化の進行に伴い、世界各地で猛暑や豪雨などの異常気象や自然災害が増加しています。その要因の一つとして、大気中の二酸化炭素(CO₂)濃度の上昇が挙げられています。
「炭そだち」をはじめとするバイオ炭(Biochar)は、植物が光合成によって大気中から吸収した炭素を、炭化することで安定した形にしたものです。
このバイオ炭を農地や圃場へ施用すると、炭素を土壌中に数十年から数百年という長期間にわたり固定できることから、地球温暖化の緩和に貢献する技術として世界中で注目されています。
さらに、バイオ炭は土壌の保水性や通気性、微生物環境の改善にも役立ち、「土づくり」と「気候変動対策」を同時に実現できる資材として期待されています。
こうした環境価値は、日本政府が運用するJ-クレジット制度においても正式に認められており、農地へのバイオ炭施用による炭素貯留は、CO₂削減・吸収の取り組みとして評価されています。
炭そだちは、おいしい農産物を育てるだけでなく、未来の地球環境を守るバイオ炭です。
バイオ炭によるCO²削減を解説したムービーです。
是非ご覧ください。


猪谷 保富 ホームページ管理人
「炭で元気」「炭は地球を救う」を掲げて
私たち株式会社炭そだち研究所は、「炭で元気」「炭は地球を救う」を合言葉に、健康につながる安全な農産物づくりと、持続可能な農業の実現を目指しています。
前身である株式会社電子資材開発研究所の時代から50年以上にわたり、農家の皆さまとともにバイオ炭の活用方法を研究・開発してきました。その中で、地域や作物、栽培条件による違いはあるものの、多くの導入事例において品質の向上や収量増加などの成果が報告されています。
炭と地球温暖化対策
バイオ炭は、植物が光合成によって取り込んだ炭素を安定した形で土壌に長期間固定できることから、気候変動対策として世界的に注目されています。
国連IPCC(気候変動に関する政府間パネル)でも、バイオ炭は温室効果ガスの削減に貢献する技術の一つとして紹介されており、日本では農地へのバイオ炭施用がJ-クレジット制度の対象となっています。
土壌微生物の働きと安全な農産物づくり
土壌中の多様な微生物は、健全な土づくりに欠かせない存在です。
炭そだちは微生物のすみかとなることで土壌の生物多様性を高め、土壌が本来持つ浄化機能(バイオレメディエーション)の発揮を支えることが期待されています。
また、微生物多様性活性値の高い圃場で収穫された農産物を分析した事例では、残留農薬や重金属が検出されなかったケースも確認されています。ただし、これらの結果は栽培条件や土壌環境など複数の要因が関係するため、すべての栽培条件で同様の結果が得られることを保証するものではありません。
私たちが目指す未来
私たちは、より多くの皆さまにバイオ炭を活用した農業を広めることで、健康につながる安全で栄養価の高い「美味しく旨い食べ物づくり」を支えたいと考えています。
そして、農業の収益向上、地域資源の循環、地球温暖化対策を一体的に進めることで、次世代へ豊かな土と環境を引き継ぎ、笑顔あふれる社会の実現に貢献してまいります。